シチリア島のボクスターS、そして・・・。
もうけっこう前のことになってしまいますが、ポルシェ・ミュージアムのお披露目会の後にシュトゥットガルトからチャーター機でシチリア島のパレルモに飛んで乗ってきた新型ボクスターS、とてもいいクルマなのでリポートしておきましょう。
1973年まで世界選手権イベントとして開かれていたシチリア島の公道レース、タルガ・フローリオの創始者フローリオ家のワインセラー前で、1970年のタルガ・フローリオで大活躍したポルシェ908/3風のカラーに塗られたボクスターS。
ニューボクスター、もちろんボディの基本は987前期型をベースにしているんですが、フロントエンドとリアエンドを中心にしてスタイリングも微妙に変化していて、端的にいって前期型よりカッコよくなってますね、特にフロントスタイルが。
3.4リッター直噴フラット6と6段MTもしくは7段PDKによるパフォーマンスの向上もさることながら、サスペンションセッティングの微妙な進化による一段と洗練された乗り心地とシャープなハンドリングの気持ちよさが物凄く印象的でした。
最後にサービスカットをひとつ。テストルートにあったシチリア島北西部の山の上から見た名も知らぬ街の佇まい。まさしく地中海沿岸的景観であります。
ところで、『So-net自動車』のトップページに告知されているように、『So-net自動車』が4月1日をもってリニューアルされることになり、それにともなって『編集部ブログ』とともにこの『SSCC=三軒茶屋スポーツカークラブ』も終了することになりました。突然のことに僕自身もちょっと驚いていますが、これまで長い間のご愛読、大変ありがとうございました。残る10日間余り、よろしくお願いします。
『SSCC』 累計アクセス300万突破!
<photo=ポルシェジャパン/小川義文>
上の写真、今年1月に新装なったポルシェ・ミュージアムのプレスお披露目会のとき、カレラ・パナメリカーナ仕様の550スパイダーをはじめとするいにしえのレーシングポルシェの後ろに立つ僕であります。
なんで今、こういうカットを使うのかというと、当ブログ『SSCC』こと『三軒茶屋スポーツカークラブ』の累計アクセスが一昨日300万を超えたので、その記念にという意味合いなのですね。
『SSCC』を初めてアップしたのは2005年10月12日のことですから、3年と5ヶ月弱で300万アクセスに達したというわけです。
この3年5ヶ月という期間、僕のもうひとつのブログ『TAKUMI YOSHIDA.log』よりも短いんですが、その理由のひとつは、『SSCC』が「So-net 自動車」のメインブログのひとつにフィーチャーされていることにあるのではないかと思います。
いずれにせよ、熱心にチェックしてくれた皆さんあればこその数字と、僕としてはとても皆さんに感謝しています。
となると、次の目標は400万アクセスですかね、というところで、今回の300万アクセス記念アップを終了しておきましょう。
シトロエンC4 & C4ピカソがフェイスリフト。
シトロエンのCセグメントカーであるC4ハッチバックと、それをベースにした3列シート7人乗りミニバンのC4ピカソがフェイスリフトし、日本で発売されました。
エクステリアは上の写真で分かるとおり、C5にすでに採用されているのと同様の、エアインテークがぐっと大きくなったフロントスタイルが最大のポイント。
バンパーレベルの口が上下方向に明確に大きくなった新型の顔つき、おそらく好みの分かれるところでしょうね、シトロエンフリークのあいだでは。
で、新型C4、メカニズムにおける最大の変更点はパワーユニットであります。
これまでのプジョーオリジナルの4気筒から、プジョー207などと同様のBMW/プジョーの共同開発4気筒エンジンへと劇的に変化したんですね。
それによって排気量は、これまでの1.6リッター、2リッターの2本立てから、1.6リッターのNAおよびターボというコンビネーションになりました。
このハッチバックは「C4 1.6」という標準的なモデルで、連続可変バルブタイミング機構を備える1.6リッターNAと4段ATの組み合わせになります。
なのでボディサイズからすると動力性能は少々悲観的に思えますが、実際にドライビングしたら想像するよりずっと軽快に走るので驚かされました。
こちらはC4ピカソの3列シートバージョン。さすがにこのボディには1.6リッターNAは辛いので、1.6リッター直噴ターボが組み合わせられています。
しかも面白いことにピカソのトランスミッションは、4段ATと、2ペダルMTの6段エレクトロニックギアボックスシステムの2種類が用意されています。
試乗したピカソは4段AT搭載車でしたが、1.6リッターターボとの組み合わせで、これも不足のないパフォーマンスを実感できたのでした。
新しいピカソ、巨大なサンルーフを持つグラスパッケージを標準装備するため、室内からの視界が非常に開放的なのも特徴のひとつでしょう。