アンダルシアの911ターボ。
スペインの南西の端、アンダルシア地方に降り注ぐ光は本当に白いんですね、この写真を見てもなんとなく分かっていただけるでしょうが。
で、その白い光のなかで見ると、手前の黒い997ターボ、凄くカッコよく感じられました。
ま、光の色も質も違う日本で見ても同じ感激があるかどうかについては、確証はありませんが。
この地方、風力発電の風車が丘陵地帯に実にたくさん並んでいます。
さすがドン・キホーテの時代から風車の国だっただけのことはある、ということでしょうか。
その現代の風車の前を疾風のように走る2台の997ターボ、正式車名ポルシェ911ターボであります。
これはランチポイントになったゴルフクラブの前にパークした997ターボ群。
LEDを水平に並べたウインカーが新しいターボの顔の最大のフィーチャーでしょうか。
996ターボの顔も個性的だったけれど、こっちもなかなか魅力的だと僕は思いました。
ターボ専用の19インチ鍛造ホイールは、これまでのポルシェのホイールとはデザインのテイストと仕上げの質感がかなり違います。
スピードメーターはスケールが350km/hに拡大され、8000rpmまでのタコメーターは6600rpmからがレッドゾーンになります。
オーバーブーストをかけた時の強烈な加速は病み付きになりそうなほど魅力的でした。
リアフェンダーのエアインテークとホイールハウス後方下に開けられたエアアウトレットが、いかにも熱に気を遣うターボらしいデザインアイテムであります。
リアスポイラーは可変式で、スピードが上がると上のウイングがせり上がっていきます。
クルマの向こうにはアンダルシア平原のスケールの大きい景観が・・・。
試乗会のベースになったゴルフ場ホテルから出撃していく黒い997ターボの後ろ姿。
新4WDシステムなどによるハンドリングも思いのほか俊敏で、ワインディングを充分に愉しめるクルマに仕上がっています。
僕の部屋のアプローチの前から望むゴルフ場ホテルの一角。
ここからもアンダルシアの哀愁に満ちた景観を望むことができます。
赤茶けた建物と土がSpainそのものですね。空気の乾いた感じと911ターボがマッチしてます。
by Mars (2006-05-19 18:12)
997ターボかなり凄そうですね。
天気も良かったみたいで何よりです。
下から三つ目のイエローのターボの写真がすごくセクシーですね。
翼の断面図のようなポルシェ独特のスタイリングが美しいです。
19インチホイールもかっこいいし、ただただ見とれるばかりです。
by ハマの狼少年 (2006-05-19 21:19)
テレビでは、何と近藤君が、アンダルシアに憧れてという歌を唄ってます。グラナダの光がどうのこうのと。春の光を反射しているボディがいいですね。
350kmが、メーターの半円で済んでしまうのが驚きです。
by hako (2006-05-19 23:58)
現行997の最も美しいシルエットは1枚目に掲載された写真のアングル
だと個人的に思っています。
メンテナンスは大変ですけど、この黒はかなりいい質感ですね。
「病み付きになりそうなほど魅力的な加速」
心から体験してみたいと思いました。
by ken (2006-05-20 00:16)
5連メーターが加速を病み付きにさせるんでしょうね。
モダンなインテリアとは対照的な伝統的な外観のリゾートホテル、素敵です。
by らた (2006-05-20 16:40)
クロノスポーツのスイッチをスポーツモードにしておいてスロットルを全開にすると、比較的低回転でバフンッという感じでオーバーブーストがかって、蹴飛ばされたような加速が開始されるわけです。
これが病み付きの元凶ですね・・・。
by 吉田 匠 (2006-05-23 23:53)